「古い空き家の実家は取り壊した方がいいのだろうか…?」
住まない家であっても、所有していると費用や手間や心配事が付きまといます。いっそ解体すればスッキリするのに…と思うのも自然な感情です。
どうするか決める前に、まずは以下のポイントを確認ください。
「〇〇だから解体する」はNG!
まず結論を言いますと…
空き家の実家を解体する・しないの判断は、維持管理コストと比較することが重要です。
固定資産税や火災保険料、水道光熱費や修理など、維持にかかる費用をあらためて確認しましょう。
そして、解体した場合としない場合のプラス面・マイナス面も考慮し、よりベターな方を選択してください。
くれぐれも「あっても邪魔だし面倒だから」と、深く考えず感覚だけで解体するのはやめましょう。よく調べず解体したがために、さらに費用が嵩むこともあるからです。
「解体した」場合の確認ポイント
プラス面
- 空き家を管理する手間や不安が無くなります。
- 更地にすることで、月極駐車場として貸すことができたり、住宅用地として売却できます。市街地なら高値の取引になります。
マイナス面
- 当然、解体費がかかります(木造なら12,000円/㎡~)。解体費の単価は毎年少しずつアップしています。
- 固定資産税が最大6倍に上がります。家が建っていると土地の税金が軽減される特例があるのですが、この対象外になります。
「解体しない」場合の確認ポイント
プラス面
- 解体費をかけるより、コスト削減できる可能性あり。
- 「リフォームして住みたい」という人に貸すことができたり、売却できます。手残りが増えるかも。
マイナス面
- 家の価値を下げないよう、こまめな管理が欠かせません。毎年の維持コストを計算しましょう。
- 突発的な出来事によって修繕費がかかることも(台風被害、雪害、放火、塀の倒壊など)。
まとめ
一般的に、物件がよく動く市街地は「解体」し、あまり動かない田舎は「解体しない」がベターとも言われますが、結局はケースバイケースです。
維持コストを見ながら、上記のプラス面・マイナス面も見比べ、慎重に判断しましょう。
「どう判断したらいいかわからない」「第三者の意見も聞きたい」ということでしたら、ご相談いただければお手伝いしますよ。
コメントを残す