前回ご紹介した長野市若里の「メゾン恵」。
築約38年のアパートを、一人暮らしの学生さんや社会人さんに「ここ、住みたいかも!」と思ってもらえる部屋へ生まれ変わらせる計画がスタートしました。
限られた予算で、どこまでワクワクする部屋を作れるか?というチャレンジです。
前回は、中古家電3点セットを設置し、AIで何枚もの内装イメージを作って妄想…いや、シミュレーションしたところまで紹介しました。
そして今回は、居室に手を加えます。
ただし、予算は相変わらず潤沢ではありません(笑)
そこで登場したのが“秘密兵器の助っ人”です!
リフォーム業者ではありません。同級生です…

今回手を加えるのは、柱と鴨居。
この茶色い木部です。
昔のアパートらしさが「ちょっと古いなぁ…」という印象も与えてしまいます。
ここを白く塗れば、一気に明るくなるはず。
…とは思ったものの、塗装を業者さんへお願いすると、それなりの金額になります。
限られた予算。
「さて、どうしたものか…」
そんな時、私の頭に一人の顔が浮かびます。
中学時代の同級生です。
以前、塗装の仕事をしていた経験があり、今でも塗料や道具には詳しい人物。
会って説明すると、
「いいよ」
終了。早い(笑)
こちらは数日悩んでいたのに、本人はコンビニへ行くくらいの軽さで引き受けてくれました。
いやぁ、持つべきものは友達ですね〜
ホームセンターで私は“戦力外”でした

後日、一緒にホームセンターへ。
塗料、下塗り剤、ローラー、ハケ、マスカー…。
彼は迷うことなく商品を選び、カゴへ入れていきます。
私はというと、
「何でこれとこれの組み合わせなの?」
「そのハケって、こっちと何が違うの?」
完全に社会科見学です(笑)
スーパーで夕飯の材料をササっと選ぶベテラン主婦くらい、迷いがない彼。
対する私は、まさにDIY初心者。
完全に助手ポジションです。
いや、助手というより荷物持ちでしょうか(笑)
養生もしっかりと、塗装開始

いよいよ塗装スタート。
…の前に養生もしっかりと。
壁と床もマスカーでしっかり保護されていきました。
料理で言えば下ごしらえ。
スポーツなら準備運動。
これを手抜きすると、最後に泣きを見ます。
さらに、長年蓄積した柱のヤニ汚れがひどかったようで、紙やすりで削ったり、ウェスで丁寧に拭き取ります。
そしてシーラーを塗布し、塗料の密着性を高める下地をつくればOK。
なるほど…何事も準備が8割ですね。
不動産の仕事も同じかもしれません。
白く塗っただけなのに部屋が別人に

塗料を3度塗りして完成。
養生を外した部屋へ入った瞬間…
「え?広くなった?」
もちろん広くなっていません。
床面積は1ミリも増えていません(笑)
でも、それくらい印象が変わりました。
茶色い柱だった頃は、少し重たい雰囲気。
ところがホワイトに塗装すると、一気に爽やか。

まるで寝ぐせだらけだった高校生が、美容室へ行ってイケメンになって帰ってきたような変化です。
もちろん、プロの塗装職人さんの仕上がりと比べれば違いはあるでしょう。
でも十分。いや、想像以上でした。
私は、この白い柱の方が断然好きです。
築38年という年齢は変わりませんが、「味のある部屋」へ一歩近づいた気がしました。
AIを使ってアクセントクロス再考

次はアクセントクロスです。
白い柱になった部屋へ、どんな色を合わせるか。
グレー。
ダークブラウン。
コンクリート柄。
何パターンもAIへお願いしました。
「もう1枚」
「違う」
「もう少し濃く」
…そして、最終的に残ったのがネイビーでした。
サンゲツのカタログから品番を選び、AIで完成イメージを作ってみました。
うん、カッコいい。
これは学生さんにも、社会人さんにも人気が出そうです。
白い柱との相性も抜群。
「このクロスで決まり!」
同級生の彼とも意見が一致しました。
…しかし、ここで状況に変化が!
…ところが、ここでひっくり返ります

クロスを発注しようとした直前です。
オーナーさんと「もう一捻り、空室対策で面白いことできないかな?」
そんな雑談をしていました。
普通なら「十分じゃない?」で終わる話です。
でも、このオーナーさん。
面白いことが大好きなんです(笑)
私も負けていません。
二人でアイデアを出し合っているうちに、突然、一つの案が頭に浮かびました!
「…あれ?クロスを張り替えるよりもインパクトあるんじゃない?」
急遽、ネイビーのアクセントクロスは一旦保留に。
今、“ある団体”の皆さんへ協力をお願いできないか相談を進めています。
まだ正式に決まっていないため、詳しくはお話しできません。
でも、もし実現したら…。
たぶん、この部屋は長野市でもかなり珍しい一室になります。
「こんなアパート見たことない」
そんな声が聞こえてくるかもしれません。
「きれいな部屋」より「忘れられない部屋」を
最近の賃貸住宅は、本当にキレイです。
おしゃれなクロス。
アクセントパネル。
木目チックなフロアタイル。
もちろん、それも大事。
でも、アパート内見を3件〜4件と回ると、どれがどの部屋だったか分からなくなること、ありますよね?
だから私は、メゾン恵を「きれいな部屋」で終わらせたくありません。
目指すのは「あの部屋、なんか面白かったよね」と、家へ帰ってからも思い出してもらえる空間です。
築38年だからできる挑戦。普通のリフォームでは終わらない再生計画です。
さて、この部屋はこれからどんな姿になるのでしょうか。
実は私自身も、完成形がまだ見えていません(笑)
でも、それがこのプロジェクトの一番楽しみなところ。
次回は、”ある団体とのコラボ計画”について、ご報告できるかもしれません。



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