空き家をお持ちの方から、よくこんな声を聞きます。
「うちはもう誰も住んでないし、火災保険って別に要らないでしょ?」って。
気持ちは分かります。誰もいないから火の元もないし、何か起きるわけないって思いますよね。
でも実は、空き家って、人が住んでない分、かえってトラブルが起きやすいんです!
例えば、長野市だと冬に給湯器の水が凍って破裂することがあります。誰も使ってないのに、いきなり水が吹き出してた…なんて話、結構あるんです。
あとは、ネズミが入り込んで電気の配線をかじっちゃって、そこから漏電→火災…なんてケースも。
「使ってないから安心」じゃなくて、むしろ「目が届かないから危ない」。
草がボーボーに伸びた庭が、誰かに放火されちゃった…なんてことも現実にあるんですよ。
空き家も立派な「資産」。だからこそ、使っていなくても守るという意識が必要なんです。
もし事故が起きたら責任を問われることも…

空き家をほったらかしにしていると、思わぬトラブルに発展することがあります。 実際にあったのが、こんな話。
- 強風で屋根の瓦が飛んで、近くに停めてあった車にキズがついた
- 雪下ろししていない屋根から氷柱(つらら)が落ちて、通行人に当たった
こうした場合、たとえ誰も住んでなくても「所有者としての責任」が問われる可能性があるんです。
火災保険って、火事だけじゃなくて、こうした賠償トラブルにも対応できるプランがあるんですよ。
例えば「個人賠償責任補償」が付いていれば、他人へのケガや損害もカバーできる場合が多いんです。
空き家用の火災保険もあるんです

「どうせ住んでない家だし、保険に入れないんでしょ?」
…って思われがちなんですが、最近はちゃんと空き家専用の火災保険もあるんです。
もう住んでない実家とか、たまにしか使わない別荘とか、それにも対応している保険が出てきてるんですね。
長野のように雪が多い地域では、屋根の雪の重みで建物が壊れる…なんてこともあり得ますよね。
そういった自然災害もカバーしている保険を、ぜひチェックしてみてください。
ちなみに、空き家用の保険は、通常の一般住宅よりちょっと保険料が高めになることが多いです。
また、あまりに築年数が古いものだと対象外になってしまうこともあり得ます。
それでも、万が一の損害を考えたら、できる“備え”はしておいた方が安心だと思いませんか?
まとめ~空き家も“守る対象”、火災保険の見直しを

長野市では、特に中山間地や旧市町村エリアを中心に、空き家のトラブルが少しずつ増えてきています。
誰も住んでいないからこそ、逆に“管理しているつもりでも追いつかない”ケースが多いんです。
「うちは火災保険入ってたっけ?」
「最近は災害が多いし、加入しようかな?」
…と一度立ち止まって確認してみてほしいんです。
もしもの時にちゃんと補償される内容か?も重要ポイントですね。
分からないことがあれば、近くの保険代理店に相談してみてください。
備えあれば憂いなし、空き家こそ、その言葉がぴったりです。
あなたの大切な資産を守り、地域の安心のために行動しませんか?