安いと思ったら落とし穴?旧耐震の中古住宅、買う前に絶対知っておきたい話

「新築は高すぎる…でも中古なら手が届きそう」

そう思って物件を探していると、必ず出てくるのが旧耐震基準の住宅です。

価格は魅力的。立地もいい。

でもちょっと気になるのが…

「旧耐震って大丈夫なの?」

今回は、そんな疑問を解決していきます。

そもそも旧耐震って何?ざっくり言うと“昔ルール”

旧耐震とは、1981年(昭和56年)5月以前の耐震基準で建てられた建物のことです。

簡単に言うと、

  • 旧耐震 → 震度5くらいで倒れない設計
  • 新耐震 → 震度6〜7でも倒壊しない設計

つまり旧耐震は、今の基準から見ると「ちょっと守備力が弱い家」というイメージです。

デメリット①安全性は正直“未知数”

旧耐震の一番のポイントはここです。

耐震性能が今の基準を満たしていない可能性があるということ。

しかも、

  • 耐震診断をしていない
  • 診断はしたけど補強していない

こういうケースも多いです。

例えるなら「健康診断してない人」、または「再検査を放置してる人」みたいな状態です。

ちょっと不安ですよね。

デメリット②住宅ローンが通らないこともある

これ、かなり重要です。

旧耐震の住宅は、銀行が住宅ローンを出さないことがあります。

理由はシンプルで、担保としての価値が不安定だからです。

地震で建物がダメージを受けるリスクが高いと、銀行としては貸しにくいんですね。

特に

  • 耐震診断していない
  • 診断済みでも補強していない

こういう場合は、審査がかなり厳しくなります。

デメリット③税金の優遇が使えない

これも見落としがちですが大事です。

旧耐震のままだと、

  • 住宅ローン控除
  • 登録免許税の軽減
  • 不動産取得税の軽減

などが使えないことがあります。

つまり、あとからじわじわ効いてくる出費増です。

旧耐震の家を買うなら、事前に絶対チェック

もし気になる物件が旧耐震だった場合、ここは必ず確認してください。

  • 耐震診断はしているか?
  • 今後診断する予定はあるか?
  • 売主負担で診断してもらえるか?
  • 補強工事が必要なら費用は誰が負担?

これ、かなり重要です。

なぜなら、資金計画が一気に変わるからです。

「安いと思って買ったら、あとで100万円以上の補強工事…」

なんてことも普通にあります。

補強工事により耐震基準を満たしていると証明されれば、晴れて、ローン控除や税金の軽減措置を受けられるのです。

実は補助金が出ることもあります

ここは希望ポイントです。

自治体によっては、

  • 耐震診断
  • 耐震改修工事

に補助金が出る場合があります。

長野市では、無料診断や補助制度もあるんです。

参考サイト:https://www.city.nagano.nagano.jp/n183500/contents/p003358.html

ただし、予算に限りあり(早い者勝ち)なので、気になる方は、まず担当部署に問い合わせるのがオススメです。

旧耐震かどうか、どうやって調べるの?

これもよく聞かれます。

基本はこの2つ。

  1. 登記簿で「建築年月」を確認
  2. 市役所の窓口で確認 or 建築計画概要書を取得

これで、1981年6月1日より前かどうか?をチェックします。

補足:耐震等級って何?

最近よく聞く「耐震等級」も少しだけ。

  • 等級1 → 建築基準法レベル ※最低限の耐震性能
  • 等級2 → 1.25倍(学校・病院レベル)
  • 等級3 → 1.5倍(消防署レベル)

つまり、等級3は「めちゃくちゃ頑丈」です。

住宅ローンや保険でも優遇されることがあるので、覚えておくと役立ちます。

まとめ:安さの裏にある「確認ポイント」

旧耐震の住宅は、

  • 価格が安い
  • 立地がいい

など魅力もあります。

しかしその一方で、

  • 安全性
  • ローン
  • 税金
  • 将来の費用

など、チェックすべきポイントも多いです。

例えるなら「ちょっとクセのある中古車」。

安いけど、ちゃんと見ないと後で痛い目を見る可能性もある。

でも逆に言えば、ちゃんと理解すれば“お宝物件”にもなるかも…なのが旧耐震です。

焦らず、一つずつ確認していきましょう。