「建てる」より「受け継ぐ」へ。ナフサ不足で“長野の空き家”に人が集まり始めた理由

最近、空き家物件の問い合わせが増えています。

しかも、関東のお客様が多いんです。

  • 長野で2拠点生活し、いずれ移住したい
  • リモートワークしながら自然の中で暮らしたくて
  • ポツンと一軒家みたいな場所、ありませんか?

そんな相談を受けるたび、時代が変わってきたなあと感じます。

地元に住んでいる私から見ると

「うーん…立地も不便だしなぁ」

「建物も古いし、家財も残ったままだし」

「これはなかなか厳しいかも」

…と思う物件でも、都会の人から見ると、それが宝物だったりするんです。

虫の声。

山の匂い。

夜の静けさ。

コンビニまで車で20分の“絶望的な不便さ”。

それすら、非日常として楽しめる。

そんな長野の空き家の価値がじわじわ上がっています。

その背景には「ナフサ不足」という昨今の問題も関係していそう。

「ナフサ不足」って何?実は住宅価格にも関係しています

ナフサって何?

簡単に言うと、石油から作られる材料の一種です。

そしてこのナフサ、住宅にめちゃくちゃ使われています。

例えば、

  • 断熱材
  • 配管
  • 接着剤
  • ビニールクロス
  • 樹脂製品

などなど。

つまり、ナフサが不足すると、建築資材が高くなるんです。

最近「新築高すぎない?」と思った人、多いと思います。

昔は2,500万円で建てられた家が、今では3,500万円〜4,000万円になるケースも珍しくありません。

しかも金利もじわじわ上がっている。

もう、住宅ローンの数字を見るだけで胃がキリキリします。

高校生で言うなら「学食のカレー280円だったのに、気づいたら680円になってた」くらいの衝撃です。

そりゃみんな「別の選択肢ないかな?」と考えます。

そこで注目され始めたのが、空き家を活かすという考え方なんです。

「古い家」ではなく「余白のある家」

都会の人は、長野の空き家を「単なる古い家」としては見ていません。

むしろ、

  • この家、どう遊べるかな?
  • ここでどんな時間を過ごそう?

という感覚で見ています。

例えば、

  • 平日は東京で仕事
  • 月に数回だけ長野へ
  • 朝は鳥の声で起きて、昼は縁側でリモートワーク
  • 夜は薪ストーブの前でビール

そんな暮らしを本気で求めている人が増えています。

中には、DIY目的で購入する人もいます。

休日になると、

「今日は床張るぞー!」

「壁塗るぞー!」

と汗だくになりながら作業する。

でも本人たちは楽しそうなんです。

もはや、大人のシークレットベース。

しかも長野は、自然が近い。

山も川も空気もある。

東京ではお金を払って体験するものが、普通の日常にあります。

地元にいると当たり前すぎて気づきませんが、これ、かなり強いです。

長野の空き家暮らしを楽しめる人には、共通点があります

私はこれまで、何件も県外のお客様に空き家物件を紹介してきました。

その中で「長野暮らしを楽しめる人」には共通点があることがわかりました。

事前にちゃんと調べている

まず、理想だけで来ない。

「自然豊か〜!」だけではなく、

  • 冬は寒い、凍る
  • 雪かきがある
  • 車社会
  • 虫も出る
  • 地域付き合いもある

そういう現実も理解しています。

このタイプは強いです。

逆に「軽井沢のカフェみたいな生活」だけを想像して来ると、真冬に心が折れます。

朝起きたら車が雪に埋まってることもありますからね。

ご近所さんへの挨拶を大事にする

これ、本当に大事です。

田舎では、人との距離が近い。

だからこそ、最初の印象ってかなり重要なんです。

うまくいく人は「こんにちは、今度こちらに来る予定です」と自然に挨拶できる。

すると地域の人も「あの人感じいいね」となる。

すると、

「この辺ならあそこ便利だよ」

「畑やる?」

「野菜持ってく?」

みたいな流れが始まります。

長野移住で成功する人って、家を買うというより“地域に入る”感覚が上手なんです。

「この家で何をしたいか」が明確

これも大きいです。

成功する人は、

  • テントサウナを置いてデトックスしたい
  • ◯◯の野菜を育てたい、山羊を飼いたい
  • 壁と天井を◯◯なデザインにDIYしたい
  • 補助金で◯◯を◯◯風にリフォームしたい
  • この環境だからこその創作活動をしたい
  • 昆虫採集や水生生物の観察をしたい

など、暮らしのイメージがある。

逆に「なんとなく都会の喧騒から離れたい」だけだと、意外と続きません。

空き家って、完成品じゃないんです。

むしろ未完成だから面白い。

住む人のアイデア次第で、どんどん化けます。

私たち業者にも気を遣ってくれる

これ、地味ですが本当に大切です(笑)

空き家って、調査も案内も結構大変なんです。

草ボーボーだったり、蜂がいたり、鍵開かなかったり、事前に掃除したり。

たまに「RPGのダンジョンかな?」みたいな家もあります。

そんな中で「暑い中、対応ありがとうございます」と言ってくれる人は、やっぱり応援したくなります。

不思議なもので、良いご縁って、そういうところから繋がっていきます。

「建てる時代」から「活かす時代」へ

これから先、建築費はさらに上がる可能性があります。

だからこそ、新しく建てるだけではなく、今ある家を受け継ぎ、活かす。

そんな考え方は、ますます増えていきそう。

特に長野には、まだ眠っている空き家がたくさんあります。

地元目線では「古い家」。

でも、都会の人からすると「人生を変える場所」。

この価値の違いが、すごく面白いんです。

  • 長野で空き家を探してみたい
  • 2拠点生活に興味ある
  • こんな物件ある?

そんなことを考えている方がいたら、気軽に相談してください。

物件だけじゃなく、

  • このエリアの冬はどう?
  • 地域の雰囲気は?
  • 実際、住める?

みたいなリアルな話も含め、お伝えできます。

ネットの情報だけではわからない長野を、現場目線でご案内します。