繁忙期が終わり、少しだけ時間に余裕が出てきました。
そんな時期になると、私は本屋に行ったり、積んだままになっていた本を読み返したりします。
最近も色々な本を読んでいたのですが、その中で改めて「やっぱりそうだよな」と思った考え方がありました。
それが「自分原因説」です。
言葉だけ聞くと少し厳しく感じるかもしれません。
でも私は、この考え方が意外と好きです。
なぜなら、自分の人生のハンドルを自分で握れるから。
今日は不動産の話題から離れ、そんな話を書いてみようと思います。
「なんで自分ばっかり…」と思っていた頃

仕事でも人生でも、思うようにいかない時は当然あります。
- 問い合わせが来ない
- 契約がまとまらない
- 頑張っているつもりなのに結果が出ない
そんな時、人は理由を探します。
- 景気が悪いから
- 会社のせいだから
- お客さんが理解してくれないから
- 運が悪いから
もちろん、そういう要素もちょっとはあるかもしれません。
でも不思議なことに、そう考えている時ほど苦しかった記憶があります。
なぜなら、自分ではどうにもできないことばかりだから。
サッカーの試合なのに、観客席から文句を言っているようなものです。
グラウンドに立っていないので、試合を変えられない。
でも、自分原因説は逆です。
「今、目の前で起きている現実は、自分が招いたもの、自分の選択や行動の結果だ」と考える。
最初は少し耳が痛い考え方です。
でも、私は妙に納得できました。
不動産も、人生も、種まきと同じ

私は仕事柄、空き家や土地の相談を受けます。
面白いことに、家や土地はその人の行動を正直に映します。
- 草刈りを続ければ荒れない
- 放置すれば草木は伸びる
- 風通しを確保すれば建物は長持ちする
- 誰も手をかけなければ傷みは早くなる
当たり前の話です。
でも人生も似ている気がするんです。
今日植えた種は、明日、花になりません。
何か月もかかる。
何年もかかることもあります。
ところが私たちは、
- 昨日頑張ったのに成果が出ない
- なかなか理解してもらえない
と言いたくなる。
まるで種を植えた翌日にスコップで掘り返して「なんで芽が出ないんだ!」と言っているようなものです。
いや、そりゃ出ません(笑)
自分が本当にやりたいことは何か?

実は私自身も、一時期かなり疲れていた時期がありました。
仕事が嫌だったわけではありません。
でも、何となく思うように進まない。
頑張っているのに空回りしているような感覚。
そんな時、自分に問いかけました。
「本当は何がやりたいんだろう?」
すると意外と答えはシンプルでした。
私は空き家問題に向き合いたい。
空いている土地で困っている人を助けたい。
誰かの悩みを少しでも早く解決したい。
それが根っこの部分でした。
逆に「これは本当はやりたくないな」ということも見えてきました。
そこから少しずつ距離を置いてみたんです。
すると不思議なことが起きました。
- 求めていたような案件の相談が来る
- 価値観の合う人と出会う
- 話がスムーズに進む
もちろん魔法ではありません。
でも、自分の向いている方向が定まったことで、見える景色が変わったような気がしました。
私はこれを「共鳴」と呼びたい

最近思うんです。
人も仕事も、楽器みたいなものだなと。
ギターの弦を鳴らすと、近くの弦が震えることがあります。
共鳴です。
価値観も似ている気がします。
- 自分が何を大事にしているのか
- どんな仕事をしたいのか
- どんな人と関わりたいのか
それが明確になると、同じ周波数の人たちが集まってくる。
逆に合わないものは自然と離れていく。
私はこれを勝手に「共鳴」と呼んでいます。
スピリチュアルな話ではありません(笑)
むしろ現実的な話です。
人は自分が向いている方向に、少しずつ現実を作っていく。
そう考えると、これまでの出来事にも説明がつく気がするんです。
だから私は、自分の信念に正直でいたい

不動産業界にいると、色々な考え方があります。
でも私はこれからも、自分の信念に正直でいたいと思っています。
- 空き家で困っている人がいる
- 相続した土地をどうしたらいいかわからない人がいる
- 誰にも相談できず悩んでいる人がいる
そんな時に「まず話を聞く」。
そんな存在でありたい。
業者の都合・エゴを押し付けるのではなく、その人が何を望んでいるのかを考える。
- 売却なのか
- 活用なのか
- 引き取りなのか
答えは人によって違います。
だからこそ、一人ひとりに合わせた提案をしたい。
それが今の私の考えです。
おわりに
自分原因説という言葉は、少し厳しく聞こえるかもしれません。
でも私は、この考え方に救われました。
良いことも悪いことも、自分の選択の積み重ね。
そう考えると、人のせいにしなくて済むし、未来も自分で変えられる気がするからです。
もちろん遠回りもあります。
でもそれも含めて、自分の人生。
これからも自分の信念に正直に、不動産という仕事と向き合っていきたいと思います。
そしてもし今、土地や空き家のことで悩んでいる方がいたら、一人で抱え込まずにご相談ください。
案外、解決の糸口はすぐ近くにあるかもしれません。








