空き家の買取り希望のお客様に多い“勘違い”TOP5をこっそり発表!

「空き家の買取りをお願いできますか?」というご相談が最近増えています。

不動産の売却って、一大イベントですよね。ドキドキします。

でもお話を伺っていると、結構多いんです…ちょっと勘違いされてるかも?というパターン。

ということで今回は、不動産営業マンの目線から、買取り希望のお客様に多い勘違いTOP5を優しくご紹介します!

第1位:「相場=買取り価格」だと思ってた!

これはもう、不動の第1位ですね。

「駅近の○○さんの家が2,300万で売れたから、うちもそのくらいで買い取ってくれるよね?」
と聞かれることがあります。

…いえ、あの、それは一般のエンドユーザーさん(個人の買主さん)向けの「市場価格」での話です。

不動産会社の買取りは、リフォーム費だったり解体費だったり販売リスクも考慮して行う“仕入れ”ですので、だいたい相場の5〜8割が目安になります。

この割合は、物件によって異なります。

お客様の思う「理想の価格」と、業者の「現実の価格」にズレがあることが多いので、「それ、買取りだと夢の価格です」と言いたくなるときも…。

(でも言いません。優しいので)

第2位:「空き家になったら、すぐ売れるでしょ?」

「とりあえず親の家が空いたから、あとはすぐ売れるはず」
というお話も、あるあるです。

でもですね、空き家=売れるというわけではないんです。

  • 築50年で雨漏りあり
  • 家財道具が山盛りで足の踏み場がない
  • 草が伸びすぎて、もはや“ジャングルハウス”

…等等、こんな状態だと、まず片付けや整備からスタートになります。

最近では空き家バンクの補助金などを活用するケースもありますよ。

第3位:「古い建物でも、土地代くらいにはなるよね?」

「建物は古いけど、土地の値段くらいでしょ?」

これもよく言われます。

ですが、その古い建物をリフォーム・リノベーションして再販するには、高額な費用がかかるんです。

土地代で買取ったらマイナス!という物件もあります。

また、場合によっては建物を解体して土地売りにしないと売れないことも。

解体費って意外と高くて、平屋でも100万円超え。アスベストが含まれていたら更に割高です。

…このように手を加えた上で、利益を出さないといけないのです。

「この建物、レトロで素敵ですね」と言いながらも、本音はなかなかシブい金額をご提示せざるを得ないケースもあります。

第4位:「買い取りなら即現金化できるよね?」

“秒速キャッシュ”を期待される方も多いですが…

残念ながら、リアルはそんなにスピーディーではありません。

所有者さんのお話聞いて、現地調査して、行政調査して、諸経費などの計算して、お金の算段して、契約書つくって、司法書士さんと日程調整して…とやることはたくさん。

どんなに急いでも、1〜2週間はかかります。

「じゃあ、今週中に3,000万円で現金払いでよろしく!」

いや、業者も資金繰りが大変でして…。

第5位:「どこに頼んでも、価格は一緒でしょ?」

これは意外と知られていないポイント。

実は、不動産業者によって買取り価格って変わります。

  • どんなリフォームをどの範囲まで行うか?
  • 解体費や造成費などの諸経費をどこまで抑えられるか?
  • 広告宣伝費はどこまでかけるか?

…などで差は出てきます。

当社のように「築古でもリノベして再販できる!」と判断して、他社より高く出せることもあり得ます。

会社ごとの得意・不得意、見立て方の違いって、結構あるんですよね。

まとめ:思い込みは損のもと!まずはご相談を

買取りは「手間が少ない」「早く現金化できる」といったメリットがあります。

しかし、その分、相場より価格が低かったりと、初めてのお客様だと知らないこともあります。

正しい知識と、信頼できるパートナー選びが大切です。

「ウチの物件、どうなんだろう?」

「査定をお願いしたい」

そんな方は、ぜひご相談くださいね!