今回は、土地や建物のマイホームを購入する前に絶対やってほしいことのお話〜。
それは… ハザードマップの確認!
不動産屋さんも契約前に説明してくれますが「はい、そうですか」で終わらせず、自分でも前もって調べておくことがすごく大事なんです。
なぜ自分でも確認が必要なの?

理由はシンプル。
不動産屋さんの説明は、あくまでその物件に関する情報の一部です。
でも、ハザードマップには周辺一帯の災害リスクが載っています。
つまり「家そのもの」じゃなく「暮らす地域全体」の安全度を自分の目でチェックできるわけです。
チェックすべき主なキーワード
ハザードマップは、地域や災害の種類ごとに作られています。
そこで特に見てほしいのは、この7つ。
- 洪水=大雨や川の氾濫で水があふれる可能性がある場所。
- 浸水=洪水以外でも、大雨で水が溜まってしまうエリア。
- 土砂災害=急斜面や山の近くは要注意。土石流や崖崩れの危険があります。
- 地震時の揺れやすさ=地盤の強さによって揺れの大きさは変わります。
- 津波・高潮=長野市は海沿いではないですが、海辺の物件を探す人は要確認。
- 液状化=地盤が緩い場所で地震が起きると、地面が水っぽくなって沈む現象。
- 活断層=地震の震源になりうる断層。近くにあると揺れやすくなります。
こんな確認方法がおすすめ
- ネットで見る=例えば「長野市行政地図」と検索してハザードマップを開き、物件の住所を入力してチェック。
- 市役所や役場で聞く=直接行くと紙の地図や冊子も見せてくれるのでわかりやすいです。
- 現地で歩く=実際に行ってみると、高低差や水の流れやすそうな場所が体感できます。あえて雨の日に歩くのも◎。
ハザードマップを見て「危ない」=買わない?

ハザードマップで危なそうなエリは絶対買わない方がいいのか?と言いますと…必ずしもそうとは限りません。
例えば、洪水リスクがある場所でも、
- 家の基礎を高くする
- 避難ルートを決めておく
- 浸水に強い構造にする
などの対策は可能です。
事前にリスクを知っておくことで、備えや設計の選択肢が広がるというわけです。
実際にあった話
私の知り合いは、ハザードマップを見ずに中古住宅を所有者さんから直接購入。
数年後、近所で大雨による冠水が発生。
「うちの前、こんなに水が来るの!?」とビックリ。
幸い大きな被害はありませんでしたが、後から調べたら、しっかり「浸水想定区域3.0m~5.0m」に入っていました…。
まとめ
マイホームは一生モノの買い物。
値段や間取り、通勤・通学の便利さも大事ですが、「立地の安全性」 はもっと大事です。
- 洪水
- 浸水
- 土砂災害
- 地震時の揺れやすさ
- 津波・高潮
- 液状化
- 活断層
この7つは最低限チェックしてから契約を!
家は直せても、土地は動かせません。後悔しないために、ハザードマップで未来の安心を買いましょう。