「空き家って、誰も住んでないだけでしょ?」
と思っている、そこのあなた。
確かにそう、ただの空き家…。
でも、何もしていないってことは、何かが起きていても気づけないってことでもあります。
ということで、今日はちょっと涼しくなる(かもしれない?!)お話から。
「誰もいないはずの実家で…」—お盆に帰省したAさんの話

長野県某所。
数年ぶりにお盆の帰省を決めたAさんは、亡くなった祖父母が住んでいた空き家に立ち寄ることに。
あれ、誰か住んでる?!
…カーテンが揺れていたり、建物まわりが片づいていたり、妙に生活感が残っている。
家の中に入ると、和室に見覚えのない布団が一組。
台所の蛇口からは、ポタ……ポタ……と水が漏れていた。
——怖い話はここから。
近所の人に聞いてみると、
「えっ?あの家?夜中、いつも2階の明かりがついてるよ?たまに話し声も聞こえるって、裏の奥さんが言ってたけど……」
……!!
一体、どういうことなの……?
空き家放置の“本当のホラー”は、もっとリアル

夏らしく、怪談みたいな話をお届けしましたが(笑)、怖がらせるのが本題じゃありません。
空き家を放置すると、現実的にこういう問題が起こるということ。
- 誰かに勝手に住んでいた(不法侵入)
- ゴミを不法投棄される
- 建物が老朽化し倒壊の危険が出る
- 雑草・木の枝が隣地へ侵入
- 害獣・害虫のすみかになる
- 近所からの苦情が役所に入る
- 「特定空き家」に指定され、最悪は行政代執行に…
つまり、本当の恐怖は“人”がらみなんです。
しかも、夏〜お盆は要注意な時期!

当サイトでも繰り返し取り上げてますが、
- 雑草が伸びる
- 虫や小動物の動きが活発になる
- ニオイが出やすい
- お盆で久々に人が集まるから、余計に「放置感」が目立つ!
「ご先祖様も帰ってこられないわよ、こんな状態じゃ」と、親戚にイヤミを言われたり…
近所の人から「動物が棲みついてるの何とかならない?」と声をかけられて冷や汗…
これくらいなら、まだいい方です。
実際に私が見たケースでは、窓ガラスが割られて金目の物がごっそり盗まれていたり、不法侵入者の寝タバコにより室内が燃えて壁が黒焦げになっていた…といった話があります。
空き家を“祟り”にしないために、できること

- 年に1回は見に行く・点検する → 台風前のチェックも重要!
- 草刈り・換気だけでもOK → 外観がキレイだと印象が全然違います!
- 放置せず、活用 or 売却を検討する → 空き家でも【資産】です。風通しのいいうちに動かしましょう!
今なら活用チャンスかも?空き家を売る・貸す
「でもボロいし…」
「住める状態じゃないし…」
という声、よく聞きます。でも大丈夫。
- リフォームして賃貸物件に変身させる
- 倉庫&作業場として貸し出す
- 「敷地拡張したかった」というお隣さんへ売却
- 空き家バンクに登録して移住希望者に買ってもらう
どうするのがベストかは、立地や建物の状態によって全然違います。
だからこそ、まずは一度診断・相談してみてください。
まとめ:怖い話で終わらせない。空き家こそ、行動のチャンス!
お盆って、家族やご先祖様を思い出す大切な時間。
だからこそ「あの空き家、そろそろ動かさないとな…」という想いが芽生えるタイミングでもあるんです。
空き家に気をかける・手をかけると、いつか新しい“物語”を持ちます。
それが“怪談”にならないように——
今、ちょっとだけ勇気を出してみませんか?
“空き家怪談”にならないよう、一緒に“良き思い出”に変えていきましょう。