講演後に増えた「相続登記未了」のご相談〜放置が招く困り事と私の対応〜

1月に「相続登記と空き家」をテーマに講演をさせていただいてから、ありがたいことに相談がポツポツと舞い込むようになりました。

「話を聞いて、やっぱり放っておけないと思って…」

という方が多く、講師冥利に尽きます。

壇上ではちょっと強気に喋っていましたが、実は裏ではドキドキ。

それでも「誰かがやらなきゃ始まらない!」と腹をくくり、今は一つひとつ向き合っています。

今回は、講演後に頂いた相談と、そこから見えてきたことを少しだけご紹介します。

やっぱり多い、相続登記が済んでいない不動産

相談の大半は、やはり相続登記が済んでいない(名義が亡くなった人のまま)不動産でした。

「やらなきゃいけないと分かっているんですけど…」と皆さんおっしゃいます。

そうなんですよね、皆さんサボっているわけではないんですが、きっかけが無かったり、手続きが難しそうで立ち止まっていたりするだけなんです。

中には「土地は自分だけど、建物は昔亡くなった叔父の名義のまま」というケースも。

もはや家族関係も不動産も“パズル状態”。

聞いている私も、頭の中で必死に相関図を描きます(結構楽しいですけど…笑)。

場所が分からない土地、出てこない公図

さらに別件では「地番は分かるけど、実際どこにある土地か分からない」という相談。

地図を広げてもピンと来ない、公図を取得しようとしてもそれすら登録がない…

まるで宝探しです(笑)

いや、ロマンはありますが、相続ではちっとも笑えませんね。

こうした案件は一朝一夕で解決しません。

ただ、放っておくと状況は悪化する一方。

私は役所調査などで、できる範囲で伴走しています。

せっかく講演を聞いてくださった方々ですから、途中で投げ出すわけにはいきません。

司法書士とタッグでベターを探す

私だけでは難しい内容は、提携の司法書士さんと連携しながら進めています。

「ベスト」は難しくても「ベター」な道は必ずある――これが現場で学んだ実感です。

相続関係の整理、必要書類の洗い出し、手続きの優先順位づけ。

これらを一緒に整理しながら、依頼者さんが少しでも前に進めるようお手伝いしています。

ひとりで抱え込まないことが、一番大事なんです。

まとめ:行動は早ければ早いほど良い

今回の相談を通じ、あらためて感じたのは「相続登記の未了は、残された人を本当に困らせる」ということ。

問題は消えず、むしろ年月とともに複雑になります。

だからこそ、対応は早ければ早いほどいい。

大岡での講演が、小さくても確かな一歩を踏み出す機会になったなら、これ以上の喜びはありません。

これからも、地域の皆さんの悩みに寄り添いながら、不動産の“もつれた糸”を一緒にほどいていきたいと思います。

「うちもどうなんだろう…?」と思った方は、いつでもお声掛けください。

重く考えず、まずはお茶でも飲みながらお話ししましょう。