「え、安っ!この広さでこの値段?即決じゃん!」
…いや、ちょっと待ったーーー!!
(ドラマならここでCM)
不動産広告にたま〜に登場する、意味わからんけどなんか怖そうなワード。
そう、「既存不適格」「再建築不可」「要セットバック」です。
格安物件の陰には、この“ワケあり三銃士”が潜んでいることがあります。
既存不適格(きぞんふてきかく)とは?

昔はOKだったけど、今の法律ではアウトな建物のこと。
建ぺい率や容積率オーバーしてたり、道路条件に引っかかったり。
要は「昭和の時代に作られたゆる〜いルールのまま生まれた建物」ですね。
建て替えるときは、今のルールに合わせなきゃいけないので、同じサイズの家が建たない可能性大。
「え、今の家より小さくなるの…?」っていう悲しい現実が待ってます。
再建築不可(さいけんちくふか)とは?

これ、名前のとおり。再び建てられません。
例えば、敷地が幅2m以上の道路に接していないとダメ…っていう建築基準法のルールがあるんですが、そこを満たしてない物件。
緊急時に消防車や救急車がすぐ駆けつけられるよう、道幅をしっかりキープしてない敷地はNGなんです。
建て替えも増築もできないので、老朽化したら…はい終了。
別名「今がピーク物件」とも呼ばれます。
勝手に命名(笑)
要セットバックとは?

「セットバック?なんかオシャレなバンド名みたい!」
…と思ったら全然オシャレじゃない。
道幅4m未満の道路に面してる土地は、建て替えるときに道路の中心から2m後ろに下がらなきゃいけません。
つまり、自分の敷地側に土地がちょっと削られるということ!
例えるなら…「ライブハウスに行ったら『前の席全部予約席でした』って言われて後ろに追いやられる」感じ。
建て替えたら「うち、狭くなったね…」って親族に言われます。
まとめ
格安物件には理由があります。
「安い!」と思ったら、この3つのワードが潜んでないか要チェック。
もちろん、知った上で買えば“掘り出し物”になる可能性もあります。
でも、知らずに買うと…
引っ越し祝いの乾杯より先に、頭を抱える日が来るかもしれません。
不動産は恋愛と一緒で、見た目や値段だけじゃなく、中身(条件)を知ってから選びましょう。
以上、ワケあり三銃士からの、ありがた〜い人生の教訓でした。