今回の空き家相談は…
上水内郡小川村にあるお宅へ!
正直、小川村にはあまり行く機会がないのですが、この日は快晴もあって心躍りました。
北アルプスのパノラマが「今日の姿こそ見て帰ってよ!」と言わんばかりに迫ってくる、ダイナミック絶景でした。ド迫力!
思わず深呼吸してしまうほどの景観でした。
今回の物件からもアルプスビューがバッチリ拝めるので、景観価値はかなり高いです。
「アルプス見放題サービス付き」、これは強い。
景色だけでご飯3杯いけちゃいます(笑)
昭和5年建築の歴史!でも床はちょっと個性派…

さて、この空き家、なんと昭和5年建築!
驚きの築95年オーバー。
さらに、当時はプロの大工さんが建てたわけではないらしく、床はところどころ凸凹だったり傾斜してたり。
現代のバリアフリーの真逆を行くスタイルですが(笑)、そのぶん歴史の重みと味わいがあります。
かつてはここで民宿や、雑貨商店も営んでいたとのこと。地域コミュニティの中心的存在だったはずです。
室内はオーナーさんが少しずつ家財を片づけ中。

昭和レトロ家具が残り、雰囲気は抜群です。
ただし空き家バンク登録の前に、さらなる家財整理と徹底掃除をお願いしました。
コストカットのためにも。
タンスの奥から古い財宝でも出てきたら最高ですが…(たぶん出ません)
「絶景カフェ」化のススメ!売らずに貸すという選択肢も

今回のオーナーさんは、売却には前向きではないご様子。
そこで提案したのが「移住者向け賃貸 + 古民家カフェいかが?」と広告する案。
玄関と隣接する旧・商店スペースを改装し“アルプス絶景カフェ”…と想像しただけで、イメージ映像がくっきりと頭に浮かびました。
水回りは使用困難なので、DIY&部分リフォーム必須ですが、それも含めて楽しめる人は全国にいます。
借り手からしても
- いきなり古民家購入はハードル高い
- 賃貸なら失敗しても退去できる
この“古民家移住の試し履き”はとても有効です。

この日は、物件の方向性や注意点についてアドバイスして終了。
まずは片づけ。全てはそこから始まります。
締めは「おぶっこ」と炙りチャーシュー丼で腹パン

帰りは長野市中条の道の駅へ立ち寄りました。
郷土料理「おぶっこ」推しの看板だったので、迷わず注文。
野菜たっぷりであつあつ。体がぽかぽか。
…しかし、調子に乗って炙りチャーシュー丼セットにした結果、腹パンパン!!
欲張りすぎはダメですね〜。
古民家再生は慎重に、食欲は控えめに(笑)
今回のご相談では、小川村が持つポテンシャル——景観・歴史性・地域性を再確認。
片づけが終わったら、空き家バンク登録 → 賃貸活用 → 地域貢献へと進めたいですね。
北アルプスを眺めながら暮らす未来。
誰かの“人生の次の物語”が、この古民家から始まるかもしれません。


















