北海道・知床の羅臼岳で登山客が熊に襲われて亡くなる痛ましい事件がありました。
決して遠い話ではなく、長野市内でも熊の目撃情報が増えており、ニュースや地域SNSでもよく取り上げられています。
「田舎暮らしをしたい」
「自然豊かな郊外に住みたい」
…という方にとって、熊の存在は避けて通れないのが現実になりそう。
今回は、不動産の視点から「熊と暮らすリスク」「空き家物件を選ぶ際の注意点」を整理してみます!
郊外や田舎暮らしの空き家物件を検討するときのリスク

山の麓や里山エリアにある空き家物件は、静かで自然豊か、そして価格も抑えめという魅力があります。
しかし近年、熊の目撃が増えている地域では、次のようなリスクが考えられます。
- 家の周囲に放置された果樹や畑があると、熊を引き寄せてしまう
- 物件近くの藪や空き地が、熊の通り道になり得る
- ゴミ置き場の管理が不十分だと、生活圏に熊が入り込む可能性がある
つまり「物件の立地条件」だけでなく、これからは「地域全体の熊対策」が暮らしの安心を左右しそうです。
熊出没情報をチェックする習慣を

長野市では、熊の出没はすでに珍しい出来事ではなくなってます。
北海道・知床のニュースでは「もはや熊が“人間は怖くないもの”と学習し始めている」なんて言ってましたから、今まで以上に注意しましょう。
物件探しや実際の居住を考える場合は、熊情報を定期的にチェックしておくと安心です。
“熊チェック”は↓こちらから!
出没マップや目撃リストをチェックしよう!
長野市公式「熊の出没情報ページ」で最新情報を確認。
公式サイト:https://www.city.nagano.nagano.jp/n162000/contents/p001080.html
長野県による「ツキノワグマ出没マップ」で自治体別の詳細地図も。
公式サイト:https://www.pref.nagano.lg.jp/shinrin/sangyo/ringyo/choju/joho/kuma-map.html
Yahoo!防災速報などSNS通知で「今、熊が〜」って情報もキャッチ。
公式サイト:https://www.city.nagano.nagano.jp/n162000/contents/p006185.html
現地見学も大事
案内された空き家の周りの足跡やフンをチェックし、ゴミの片づけ具合や柵の有無も確認を。
熊の好物である果物の木が庭にある場合は要注意です。
周辺の住民や自治体に聞いてみる
「この辺でクマ出たって聞きました?」と、ご近所さんに気軽に聞いてみるのも有効。
空き家管理が行き届いていないと、そこが“熊の休憩所”になることも…。
安全と暮らしやすさを両立させるために

郊外や田舎暮らしの空き家物件は、静かで自然に囲まれた暮らしを実現できる一方、熊との距離感を意識せざるを得ません。
熊が増加傾向にある長野市では、
- 「物件の周囲の環境を確認する」
- 「地域全体で熊対策がされているかを調べる」
- 「情報を入手し続ける」
この3つが、安心して暮らすための大切なポイントになります!
価格や間取りだけでなく“自然との距離感”をどう考えるかー。
それが今の長野市で、郊外や田舎暮らしを実現するための重要なテーマになってきています。