「家を売っても住み続けられる方法がある」って話、聞いたことありませんか?
それ、多分、リースバックの仕組みのこと。
うまく活用すれば、まとまったお金を手に入れつつ、慣れ親しんだ我が家にそのまま住める便利な契約のはずなんですが…
実は今、高齢者を狙った悪質なリースバック契約が問題になり、消費生活センターに多数の相談が寄せられているんです。
今回は、そんなリースバックのメリットや注意点を、のんきな居酒屋トーク風でわかりやすくお届けします!
ある日の夜、居酒屋「のんき」にて…

【登場人物】
マコトさん(60):定年退職して地元に戻ってきた元公務員。情報収集好き。
タケちゃん(40):不動産歴15年の営業マン。地元密着、気さくで世話焼き。
ユウコさん(50):地元のスナックのママ。空き家と相続の悩みが絶えない。
焼き魚が焼ける匂いと、ホッピーの泡。
テーブルには、串焼きと、ちょっと濃いめの人生相談…
ユウコ:
「ちょっと聞いてよ、今日ね、“家を売っても住み続けられる方法がある”って男が来てさ。なんだっけ……リース、なんとか?」
タケ:
「リースバックっすね、それ」
マコト:
「ん?リースって車の話か?」
タケちゃんの「リースバック講座」

タケ:
「いやいや、これは不動産版のリース。 要はこういうことっす。“あなたの家、買います。その代わり、あなたはそのまま家賃を払って住んでていいですよ”って仕組み」
ユウコ:
「え、それって良くない?お金手に入って、引っ越さなくて済むなんてさ」
タケ:
「例えるなら、ユウコさんのスナックを丸ごと売って、でもそのままママとして営業し続けるって感じ。一見ラクそうでしょ?でも、問題はどれくらいで買ってもらえるかと、その後いくら家賃を払うのか」
リースバックの「罠」って?
タケ:
「今、高齢の人を狙った悪質なリースバックが増えてるんですよ。消費生活センターにも70歳以上の相談がめちゃくちゃ多い」
ユウコ:
「どう悪質なの?」
タケ:
「例えばね——」
よくあるトラブル例!
- 相場の半額以下で買い叩かれた →「今なら現金すぐに渡せますよ」と急かす
- 家賃が途中から値上げされる →「想定よりも高くなるとは思わなかった」と後悔
- 契約書に高額な違約金の条項 →「やっぱりやめる」と言ったら、解約金が200万円!
- 契約するまで帰らない営業マン →「根負けした…」という人、ほんとに多いです
じゃあトラブルをどう防ぐ?

マコト:
「それ、親がうっかりやっちまいそうだな。防ぎ方ってあるの?」
タケ:
「めっちゃ大事なんで、これだけは覚えてください!」
リースバック詐欺を防ぐ4つの鉄則!
- きっぱり断る!「考えます」で帰らせる勇気!
- 通話や会話は録音する。証拠を残す!
- 家族や知人に相談&同席してもらう!
- 契約内容は絶対よく読む!売却後の家賃、ちゃんと払える? ←ここ甘く見ちゃダメ!
ユウコ:
「いやあ、私も今日、“今だけキャンペーンで即現金”とか言われたけど、なんか怪しいと思って…」
タケ:
「ナイス嗅覚っす、ママ。美味い話に見えても“出口が見えない”のがリースバック詐欺なんすよ」
もしも不安を感じたら?
マコト:
「それでも押し切られそうなときは?」
タケ:
「188(いやや!)って覚えてください。“消費者ホットライン”の電話番号です。近くの消費生活センターに繋いでくれて、具体的に相談できますよ」
ユウコ:
「なんか今日、酔う前に頭スッキリしちゃった(笑)」
タケ:
「それが“のんき”スタイルっすから(笑)」
まとめ(〆の冷ややっこみたいなパート)
リースバックは正しく使えば便利な仕組み。
でも悪質業者は、“すぐ現金”“今だけ”の言葉で誘惑してくる。
契約する前に、ひと呼吸、そして録音、相談!
家も生活も、あなたの将来も、守るのは知識と冷静さです。