これまでの空き家活用といえば「プロのリフォーム業者さんにお願いして、数百万円かけてピカピカにする」というのが王道ルートでしたよね。
でもそれ…
今は費用対効果が期待できなくなっていませんか?
空き家再生=高額リフォームの固定観念、そろそろ壊すタイミングかもしれません。
令和の空き家活用は「DIY×コミュニティ」でいきましょう

今やDIYのノウハウは、YouTubeで無料で見放題。
「この壁を漆喰にする方法」とか「天井をぶち抜いたらオシャレになった」とか、みんな楽しそうにやってます。
(※簡単かどうかは別問題)
最近、空き家バンク物件のお問い合わせくださった人からも「DIYリフォーム3棟目です」「水回り機器も自分で替えられるんです」なんて声を聞きました。
こういう方々が長野の田舎にどんどん移住してきたらワクワクしません?
さらに、もともとその地域に住んでいるキーパーソンの存在も貴重です。
いわゆる「コミュニティ大工」と呼ばれる人たち。
- 元設備屋さんだったおじさん
- 農業やってるけど日曜大工もできるおじいちゃん
- 手先が器用すぎて家具も作れちゃったりして「この人本当に会社員か?」っていう人
こういう「プロじゃないけど、ある意味でプロより頼りになる人」って、どこの地域にも絶対一人はいるんですよね。
こうした“DIYヤー”さんたちがコラボしたら絶対その地域は明るくなります。
「あの人に聞いてみよう」が、空き家を救う

空き家のオーナーが「ちょっとこの床がフカフカしててさあ…」と相談したら…
「じゃあ今度の日曜にみんなで見に行くか!」 と自然にDIYチームが結成される的な。
- 近所の子どもはペンキ塗り係
- 奥さん連中は現場監督(お茶とおにぎりも支給)
- その様子をInstagramに投稿する係も出てくる
結果として、こうなったら最高ですよね。
「地域の空き家は、地域で守ってる」
これ、めちゃくちゃ強いと思うんですよ。
行政より早く・業者より安く・そして何より「楽しい」

空き家問題って、本来は“危機”だけど、やり方次第では地域のストーリーになるし、イベントにもなるし、寄り合い場所にもなりますよね。
もちろん全部DIYで済むわけじゃないので、最後の最後はプロに声をかける必要はありそうです。
でも、まずは「全部プロ任せ」っていう発想を一回横に置いてみませんか?
できることは自分でやってみる!という原点に帰ってー。
まとめ
- 空き家再生の時代は「お金」じゃなくて「人」で動く
- プロの大工だけじゃなく「DIYヤー」「コミュニティ大工」の活躍が鍵
- DIYが地域交流になるなら、それだけで価値あり
- “空き家”は建物ではなく、もはや“地域の教材”だ!
あなたの町にもきっといるはずです。
「なんでも直せちゃう人」
地域の空き家データを収集するのもいいですが、空き家再生に協力してくれそうな人材を調べるのもいいですよね。
空き家の売買・賃貸のマッチングだけでなく、DIY人材のマッチングも行えないか、私も引き続き研究していきます。