「さあ、家を買うぞ!」と決めたら…
あれっ?なんか追加でいろいろ払うお金がある!?
実は、家や土地を買うときって、本体の値段(例えば2,500万円とか3,500万円とか)だけじゃ済みません。
だいたい【本体価格の10%くらい】は“諸費用”として別にかかるんです。
家を買うのは“旅行”みたいなもの!?

たとえば沖縄旅行を想像してみてください。
パンフレットには「2泊3日、ホテル+航空券で5万円!」と書いてあるけど…
実際には、
- 空港までの交通費
- 現地での食事代
- お土産代
- レンタカー代
- 観光地の入場料
など、旅行代金以外のお金が結構かかりますよね。
家や土地を買うときも同じ。
本体価格以外にも「旅行の現地費用」みたいなもの=諸費用がいろいろ必要なんです。
諸費用ってどんなもの?

家を買うときの諸費用は、大きく3つに分けられます。
税金(国や県、市に払うお金)
- 印紙税:売買契約書などに貼る「きちんと契約しました!」の証明代
- 登録免許税:土地や建物を「自分の名義にします!」と法務局で登記するための費用
- 不動産取得税:買ったことに対して一度だけかかる税金
- 固定資産税・都市計画税:毎年かかる税金。買った年は日割り精算します
- 消費税:建物部分にだけかかる(売主が不動産会社などの事業者の場合)
手数料(人に頼んだことへのお礼)
- 仲介手数料:不動産屋さんに「良い家を探してくれてありがとう!」というお礼
- 司法書士報酬:登記の手続きをプロにお願いしたときの費用
- 融資手数料:住宅ローンを借りる銀行に支払う手数料
保険料(“もしも”のときのためのお守り)
- ローン保証料:ローンが払えなくなったときに保証会社が立て替えてくれる
- 団体信用生命保険(団信):死亡など、もしものときにローン残高がゼロになる保険
- 火災保険・地震保険:大切なお家を守るための保険
なぜこんなに必要なの?

旅行も、
- チケット代だけじゃ現地で動けない
- 美味しいものを食べたい
- お土産も欲しい
と色々かかるのと同じで、家も本体を「買う」だけじゃ終わらないんです。
安全・安心に名義を移す、ローンを借りる、もしもの備え…など、見えないけど必要な“旅の準備費用”があるんです。
まとめ
- 家や土地を買うには、本体価格+【諸費用(目安で10%くらい)】が必要
- 諸費用は「税金」「手数料」「保険料」の3つ
- 内容を知っておけば「えっ!?そんなにかかるの!?」と慌てない
「諸費用のことを考えてなくて、現金が足りなくなった!!」
なんてならないよう、事前によく諸費用も確認した上で購入を決めましょう。
きっと安心して“マイホームの旅”に出発できますよ。