家探しをしていて「お、ここ良さそう!」と前のめりになった中古一戸建て。
でも、ちょっと待ってください。
買う前に必ずやってほしいのが、「なぜこの家が売りに出されたのか?」を確認することです。
え?理由なんて関係あるの?
…って思いました?
いやいや、めちゃくちゃ関係あります!
売りに出される理由は色々ある

例えば、こんなパターンがあります。
- 親から実家を相続したけど、自分の家がすでにあるから売る
- 子どもが独立して、老後はマンションに住み替えたいから売る
- 建売住宅に住んだけど、間取りに不満が出てきて注文住宅を建て直すから売る
- 事件・事故があった物件だから売る
- 近所にどうしても苦手な住人がいて、離れたいから売る
- 工場ができて騒音や臭いがツラくなったから売る
- 欠陥住宅で住みにくいから売る(湿気すごい、傾いてる、シックハウス etc…)
などなど。
例えるなら、中古車を買うときと同じ!
中古車を買うときも「なんで手放したの?」って気になりますよね?
「いや、これ走行距離めっちゃ短いし年式も新しいのに、なんで売るの?」
「事故車じゃない? どっか壊れてない?」って。
これ、家も同じです。
高い買い物だからこそ、手放す理由はちゃんと聞きましょう。
売却理由を知ると、わかること

理由を知ることで、色んなことが見えてきます。
- 価格が適正か? ⇒ 例えば、事故物件や近隣トラブルがあるなら相場より安いかも。
- 値引き交渉の余地はあるか? ⇒ 事情があって早く手放したいなら、価格交渉に応じてもらえるかも。
- 生活に影響があるか? ⇒ 周辺の騒音や環境、近隣住民の様子など、将来ストレスになりそうなことが隠れてるかも。
- 将来性はどうか? ⇒ 地域の人口動向や再開発計画なども併せて見ておくと◎。
不動産業者に遠慮なく聞いてOK
売却理由は、その物件を扱っている不動産業者が知っています。
「ちょっと聞きにくいな…」と思っても、そこは遠慮せずに聞きましょう!
だって買うのは自分ですから。
登記簿も忘れずチェック!
さらに土地や建物の登記簿を見れば、その物件の履歴がわかります。
例えば…
- 所有者がコロコロ変わってる
- 住宅ローンがまだ残ってる
- 差し押さえ歴がある
なんてことがわかる場合も。
不動産業者に資料送付をお願いし、一緒に確認するのがおすすめです。
法務局で調べることもできます(有料)。
まとめ
中古一戸建ては「縁」が大事ですが、同じくらい「理由」も大事。
良い物件に出会ったら「なぜ売るのか?」を必ず聞いて、納得してから決めましょう!
これからも“失敗しない中古購入”をテーマにした記事を書いていきますので、ぜひチェックしてください。